『さちこのブラック企業体験記』第1章「ブラックバイト」　8ページ

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さちこのブラック企業体験記

第1章ブラックバイト

学生だから責任感が無い？
給料日に給料を払わない会社が何言ってんの？

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それまでの経緯や、仕事を引き受けた時のコーディネーターさんとのやり取りなどの全てを話し、今回の仕事のキャンセルは、事前に「もしもこうなったらキャンセルします」と言ったうえで、それを担当コーディネーターが了承してる、その人に確認してくれてもいい、的なことを言ったら、さすがに慌てた様子の電話口の相手。

それまで私を罵倒していたのが急に丁寧な口調になり、
「少々お待ちください」と言われて、電話が保留に。
そして次に電話に出たのは部長と名乗った落ち着いた声の男性（声の感じから推定５０代。最初の人は２０代ぐらいの女性）

一応、ざっくりとした説明は聞いていたみたいだけど、改めてすべての経緯を話しました。そして、

「私はボランティアじゃありません。お金が欲しいからアルバイトに登録したんです。業務報告書などは全てコピーをとってから内容証明郵便で会社に送っています。通帳もこまめに記帳していますから未払いの証拠はあります。出るとこに出てもいいですよ」

と、口調は穏やかながら、脅しをかけました。
マジで言いました。「証拠はあります、出るとこ出ますか」のセリフも本当に言いました。