テキストサイズ

タイムリミットまであと一週間。

第3章 残り7日。


「…ダメ…?」


「あっ…いやっ…俺…。」


「…私から別れようって言ったのに…そんなのズルいよねっ…!」


「…いいよ。」


「…え…?」


「俺も…やっぱお前の事忘れらんねーし。」


「…瑳來…!ぎゅっ!」


「ちょっ!おまっ!」


「…ずっと…好きだったよ…。瑳來が…いなくなってからもずっと…。」


…やべぇ。


チャンスかも。


「…俺だって…好きだったよ。」


…本当だった。



あれは三年前。



いつもバスケの試合に来てくれる彼女に…俺は心を寄せていた。


そんな時…俺は試合に勝ったら彼女に告白するという決心をした。


見事に俺のスリーポイントシュートで試合は勝利。


まぢかよ…。


そう思いながらも…観戦席に向かい階段を上った。


すると……

ストーリーメニュー

TOPTOPへ