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遠くの恋人より近くの同僚

第1章 『好き』と言えずに……

『どうして私と付き合ってくれたの?』と
一華に質問されたが
即答出来ずにいた。


“一華と一緒に居たら面白そうだったから”


これが当初の本心。


しかし、一華と過ごしていくうちに
急激に惹かれていった。


外見はこれだけ完璧だというのに
中身が追い付いていないギャップが
堪らなく愛しかった。


今となっては一華以外は考えられない。


一華の問いに対して
あれこれと模索していると
一華は風呂から出ようとして
それを俺は引き留めた。

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