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遠くの恋人より近くの同僚

第1章 『好き』と言えずに……

「それもある」


当然の解答だ。


身体も中身も一華の全てが愛しい。


一華とのセックスは俺にとって
かけがえのない一時であり
一華もそうであると信じていた。


「最低。身体だけなんて」

「俺はそんなこと一言も言ってない」


“身体もありき”ということを
言いたかっただけ。


「もういいって。静岡に行っても
元気でね。サ・ヨ・ウ・ナ・ラ」


これは……


別れを告げられたということか?

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