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遠くの恋人より近くの同僚

第13章 第二関門突破

『♪~』


一華からの着信をスマホが知らせる。


本田はこの着信音が一華だということを
知ってか知らずか
重なり合う唇を、より押し付ける。


舌を絡めようとする俺に
本田は懸命に応えようとする。


『♪~』


一華からの着信は鳴り止まない。


一心不乱に身体ごと絡ませ合う。


本田の強い想いが
俺の身体を通して伝わる。


電話は……鳴り止んだ。

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