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遠くの恋人より近くの同僚

第2章 勘違いの幕開け

「橋本課長と私、気が合いますね」


私としては脂身も鶏皮も苦手で
出来れば避けたい。


それを橋本課長は好物としている。


「普通は気が合うといえば
好きなものを共有することだと思うけど……
ま、成瀬みたいな考え方もあるか」

「あ、さん付けじゃなくなってますよ」

「いいだろ。気が合うってことで」

「じゃ、私も橋本さんって呼ぼ。
直属の上司じゃないし」


なにこの人……


一緒に居て、超気分が楽なんですけど。

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