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遠くの恋人より近くの同僚

第30章 俺が俺である為に……

そして…俺も目にした。


一華に向けられた五十嵐の
“好き好き光線”とやらを。


小心者で肝っ玉が小さい俺は
当然一華には教えない。


五十嵐よ…残念なことをしたな。


逃がした魚は、さぞかし大きかっただろう。


遠くの恋人より近くの同僚に
寝返ったことが災いしたな。


静岡と東京…そう遠くはないぞ。

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