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遠くの恋人より近くの同僚

第30章 俺が俺である為に……

「一哉くんッ」


二葉の部屋にお邪魔した早々
飛び付くように抱き付かれる。


「こらこら。約束しただろ?
家族団欒中は不機嫌な顔はしないと」

「だってぇ…お姉ちゃんとイチャイチャ
してるからぁ…」

「極力控えていたつもりだけど?」

「もっと控えてッ」

「はいはい」


一華と二葉の姉妹は似ている。


嫉妬するところなんて特に。

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