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遠くの恋人より近くの同僚

第34章 本当にこれで“さよなら”

「五十嵐くん。部屋抑えたわよ」

「ありがとうございます。助かりました」

「ただ…シングルが空いていなくて
料金が割増になってしまったけど」


何となく“ダブル”と言えなかった。


「ツインですか。あ、それだったら
倫子さんも泊まっていけばいいじゃない
ですか。明日は土曜日だし」

「いやいやいや…さすがに同じ部屋と
いうのは…」

「同じベッドじゃあるまいし。
倫子さん、警戒しすぎですって」


それが…同じベッドなんだってッ!!

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