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遠くの恋人より近くの同僚

第37章 空気な女

エレベーターは12階に到着。


『俺、ここに泊まってるの』

『ぅん…そっか…』


遠路はるばる同期会の為に
帰国したわけだしね。


『俺と同じ空気を吸ってくれる?』

『さっきから、その空気って何なの?』

『倫子の受け売り』

『あっそう…んッ…』


廊下でキスをして
抱き合いながら歩き
凌馬くんの宿泊する部屋へ入った。

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