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彼の愛は重い鎖のようで、

第1章 恋人以上恋人未満


今更何を言ってるんだ。

長年お互いの家を行き来し、お互いのダメなところも良いところも知っている。

お風呂にも一緒に入ったことだってある。
まあそれは小学生のときの出来事だけど。

だからこの格好なんて今更なのだ。


「いや、普通に俺男だし。もっと周りの目を気にしろよ。」

「……は?」

「それで今までよく襲われなかったぐらいだ。」

「……は??」

「相手が俺で良かったな。」

「……はぁ???」

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