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彼の愛は重い鎖のようで、

第2章 友達の定義


それに心を乱されている自分に気づき、勢いよく鏡から目をそらした。

馬鹿みたいだ。
どうしてこんなにも動揺しているのか。

彼の独占欲を撫でるように触り、それから何でもなかったかのように自身の部屋に戻った。

これから大学に行かなければならないため、急ぎ足で準備に取り掛かる。

軽く化粧を施し、服を身にまとい、静かな家をあとにした。




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