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彼の愛は重い鎖のようで、

第2章 友達の定義





「あーもう、視線がウザったい。」


隣で顔を顰めながらため息をおとす親友、希帆(きほ)と大学の構内を歩く。


「ウザったいって、希帆。」

「あんたの元カレの視線が気持ち悪いの。」

「……あ〜。」


実は1ヶ月前に別れた男が、最近ストーカー気味になっていた。

もともと束縛しがちで、スマホもチェックされていたことが原因で別れてしまっため簡単に終われるとは思ってなかった。

しかし、元カレの執念深さに辟易しているのもまた事実。

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