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彼の愛は重い鎖のようで、

第2章 友達の定義


「いやぁ、えっと……。」


彼の眼光の鋭さに押されているのか、希帆は逃げるようにして後ずさっていく。

しかし、それを逃がす彼ではない。


「そーいえば、希帆さん彼氏欲しいって言ってましたよね?」

「……言ったけど。」

「今度俺の友達を紹介するんでーー……」

「乃亜が元カレから被害を受けています!!!!」


希帆は一輝の言葉に被せるように、勢いよく暴露した。


「ちょ、ちょっと希帆……っ!!」

「なぁに〜〜??」

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