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雨の贈り物

第4章 純へ

「わぁ!素敵な帽子!」

美奈は紙袋から帽子を取り出すといろんな方向から帽子を観察する。
そして被ってみる。

「サイズもちょうど良さそう。」

「美奈、似合うじゃん。さすが、相沢さん。センスが良いね。」

相沢さんは照れたように可愛らしく笑う。
純は褒め言葉というものをストレートに言うことが出来る。
このような素直なところも純の良いところだ。

「ありがとう!相沢さん!」

美奈が満面の笑みで言う。
相沢さんも嬉しそうに笑う。

「どういたしまして。」

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