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雨の贈り物

第4章 純へ

次は純だった。
中から出てきたものはもちろん…

「そらジローのぬいぐるみ?」

と聞いたのは美奈。
俺は頷く。
相沢さんはそらジローに選んでもらったということからアッサリ納得していた。
純はプレゼントを見つめたまま無言だった。
下を向いていたので表情が伺えない。

「アレ?純、もしかして気に入らなかった?そらジロー、嫌いとか?」

すると純が顔をあげた。
その顔はいつもの元気な笑顔、それも元気の良さ10倍増しぐらいだ。

「ありがとう!如月!俺、そらジロー、大好きなんだ!」

「へ?」

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