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「赤い炎....。」

男性は小さく呟いた。

「兄弟がやられただと...。
よくも、俺の弟をやってくれたな！！！！！」

兄貴分の魔物は怒り狂い、目の前の男性を無視しヴァンの方へと襲いかかってきた。

ドンッドンドン

「死ねぇぇえ！！ニンゲェェェンンン！！」

兄貴分の魔物はヴァンの顔にめがけて拳を振り下ろした。

シュンッ

ヴァンは横に飛び拳をかわした。

ダッ

避けた瞬間に魔物にめがけて踏み込んみ、

ガッ

魔物の首根っこを掴み持ち上げた。

「質問する。
嘘をつけば、お前の弟みたいになるぞ.....。」

魔物はもがいているがヴァンの腕がから逃げられない。
諦めたように答えた。

「何をしゃべればいい？」

ヴァンは魔物を睨みつけ言った。

「魔王はどこにいる？」

魔物は今ここで全てを喋らないとこいつに殺されると悟った。

「魔王様の居場所はわからない...。
本当だ！！
俺があったことがあるのは、ここの近くの村ナッシ村の制圧を任されているルビダ様だけだ。」

ヴァンは質問を続けた。

「ルビダってのはどこにいる？
それとルビダってのは魔王にあったことはあるのか？」

魔物もそれに答える。

「ルビダ様はナッシ村の近くの洞窟の奥を住処になさっている。
ルビダ様も魔王様にはあったことはないだろう。」

ヴァンはなぜ制圧のリーダーでさえ魔王に会えないのか不思議に思い質問を続けた。

「なぜ、制圧を任されているリーダーでさえ魔王に会えない？」

魔物は気づいた。この人間は喋れば命を取らないと一度も言っていないことに、喋れば用済みになり殺されるんじゃないかと...。

「それをしゃべれば俺の命は取らないでくれるか？」