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林間学校

第1章 明日から林間学校

だから~、それはシンドバットだと教えてあげたら、あらぁ、よく知ってるわねと感心された。

そりゃあ、好きな女子が昭和歌謡のカバーを得意とするアイドルさんを応援してるから、翔太もすっかり昭和歌謡が得意になっちゃったのだ。

「そっかぁ、林間学校は2泊だったわね。足りないといくないからもうひとつあげるわ」

とママちゃんはさらにひとつコンドームを手渡した。

「い、いいよ、ふたつも」と翔太が拒むと

「チャンスはいつやってくるか分からないから絶対に逃さないこと。それから、あなたたちはまだ中学生なんだから避妊はきちんとしなさいよ。女のコを愛する時はちゃんと愛と誠意を持ってなさい。愛や誠意のないセックスをするような男はママ絶対に許しませんからね」

ごもっともな意見だと思うし、大切なことだとも思う。しかし、ママちゃんはやっぱりどこかズレてるんだよなと思う翔太であった。

ところで父親とママちゃんは結婚したんだし、子供は作らないのかなと翔太は少し不思議になった。

「翔ちゃん、よい林間学校をがんばってね💕翔ちゃんが林間学校がんばっている間にママたちもがんばるからね、もしかしたらよいお知らせができるかも知れないわ」

とママちゃんは嬉しそうにスキップして行った。

「がんばる・・?よいお知らせ・・?」

翔太は一瞬何を言っているか分からなかったが、なんとなくピントきた。

自分が林間学校でいない間に子作りするんだ。
翔太は勉強しているとは限らないが、夜遅くまで起きていることが多い。

まだ小学3年生の聖良は早く寝てしまえば朝まで起きないので、その隙に子作りするんだ。

翔太みたいな年頃の家族がいると子作りしたりするのも苦労するんだな。翔太だって見つからないようにオナニーするのには苦労しているが、両親も苦労してるんだ。

ママちゃんはともかく男には溜まるモノがあるから毎晩出さなくて大丈夫なのかな?大人とか父親になるとそんなに頻繁に出さなくても大丈夫になるものなのかな?それとも、自分がいるからエッチとかは諦めてこっそりシコシコしてるのかな?

いずれにしても両親に苦労させているのは申し訳ないことをしているなと翔太は思った。

翔太は複雑な気持ちで布団に入った。
ママちゃんには悪いけどコンドームの出番なんてあるワケがないので、長い2泊に備えてオナニーはしてから寝ることにした。

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