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林間学校

第6章 絶対結婚しようね

「綾音がいいんだ、綾音じゃなきゃダメなんだ」

翔太は綾音を抱きしめた。ひとつ布団の中でふたつの唇が近づいていく。

「ねえ、だったら絶対結婚するように約束して?」

絶対結婚するように約束することが何かは何となく分かる。でも・・

「あ、赤ちゃんデキたらどうしよう?」と翔太が狼狽えて言うので一気に現実が押し寄せてきた。

「そうだよね、赤ちゃんデキたら困るよね。ごめんね、あたしったら」綾音は寂しそうな顔をする。

「男だったらきちんと責任を持って女のコを愛しなさい。無責任なことをしたら許しませんよ」

翔太は突然ママちゃんのことを思い出した。そういえばママちゃんにもらった大切なプレゼントが・・。

翔太はポケットの中をまさぐってみた。あった、袋に入った大切なモノが・・。翔太はそれを取り出してみた。

「な、何それ?」

綾音もコンドームを見るのは初めてなので不思議な顔をして見る。翔太も袋は何回か見たことがあるけど中に何が入っているかは分からない。

「せ、せっくすをする時に赤ちゃんがデキないようにするアイテムらしい」

「ふ~ん・・って、何でそんなモノ持ってるのよ、あわよくば他の女子とにゃんにゃんしようとしてたワケ」と綾音は妬いたように言う。

「ち、違うよ、ママちゃんが・・」

翔太はママちゃんがイザという時のために持たせてくれたこと、そんなことは綾音としかしたくないし、まさか綾音とそんなことになると思ってなかったから使うことはないと思って今まで忘れていたことを話した。

「ふ~ん、いいママちゃんね」

とにかく袋を開けてみることにした。袋の中には柔らかくて粘着室の輪っかみたいなものが入っていた。

翔太も綾音も興味深々に初めて見るコンドームというものを観察していた。こんな輪っかでどうやって赤ちゃんがデキないようにするのだろう?

よく見ると輪っかは風船のように伸びて膨らむモノのようだ。それを珍棒に被せて風船の中で射精するのだということは何となく分かった。

「あ、綾音、オマンコちゃんにおちんちんを挿入ていいか?」

翔太は緊張しているみたいで上ずった声で言った。

「待って、焦らないで」

女性の週刊誌にもけっこうエッチな記事がある。綾音はこっそり見たママの女性週刊誌のエッチな記事を思い出していた。






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