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「まじっすか！？えー！？じゃあ今まで彼氏とかいたことないっすか！？」
ストレートな子だな…
「恥ずかしながら…」
するとその子は大きくガッツポーズして叫びだした。
「っしゃあ！！」廊下にいる人がみんなこちらを見る。
「…ちょ、ちょっと……」
「心先輩、俺がんばるんで…まず友達からでいいんで俺と友達になってくれませんか？」
すごい勢いでそう言われてあたしは後ずさる。
「…はいはいはい、１年坊主、教室戻れ。」
あたしは驚きすぎて声が出せなかった。
「…せんせ……」
どうして今ここに？
「野崎、次体育だぞ？早く着替えろ」
そう言ってあたしの頭を笑顔でポン、として去っていった。
先生…。
久しぶりに見た先生は更に日焼けをしていて白い歯がまぶしく見えた。
「ちっ、早瀬に邪魔されたー。先輩っ、また来ます！」
そう言って帰っていく三浦くんたち。
あたしは呆然とその場に立ち尽くした。