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先生の秘密

第4章 ◎反撃

「ここ」
「……………」
「こーこーろっ!」
バシッ
「いったい!なにっ!」
振り向くと呆れた顔の和樹。
「なに、じゃねーよ。いつまでそこで立ってんだよ。もうチャイム鳴るぞ?体育、完全遅刻だな」
そう言って教室を出ていく和樹。
ハッとして時計を見ると、チャイムが鳴る1分前。
「うわ、最悪ーっ」
更衣室に行く暇もないし、教室にはもう誰もいないから慌てて教室で着替える。
やっぱりチャイムには間に合わず、諦め体制に入ったあたし。
「この際もうゆっくり行っちゃおー。」
先生とはちょっと気まずいけど…
着替えを終えて教室を出ると再び頭に痛みが。

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