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先生の秘密

第4章 ◎反撃

アイスがどんどん溶けている。
「熱なんかねーよ。俺決めたんだよ。心の中で思ってることは口に出さないと相手には伝わらないから。お前に告ったときから、これからはいつも素直でいようって決めたの。」
「………………」
「だから心も俺には素直でいて。好きになれなんか言わねーから。俺の前では我慢とか遠慮すんな。笑顔が好きだって言ったけど、泣いてもいいから。怒ってもいいよ。1人で抱えこもうとだけはすんな。馬鹿なんだから」
「和樹……。でも、馬鹿はいらないっ!」
「ははっ、事実だろ」
「うるさい和樹」
ねぇ和樹、
本当にありがとう。

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