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先生の秘密

第4章 ◎反撃

体操服だから半袖1枚に下はブラしか着けていない。
「………ゃっ…」
段々と近づいてくる顔。
やだやだやだっ…
でももう声も出ない。
「…………………っ…」
「いい加減にしろ。いくら生徒でも男として許せないぞ」
「…………せん…せ」
「くっそ。またお前かよ」
「気持ちを伝えるのは構わないけど、手は出すな。女の子にそんなことする奴は最低だ」
「チッ…」
三浦くんは走り去った。
あたしは力が抜けてへなへなとなる。
「…っと、」
先生があたしの腰に手を回す。
「先生……」
「ほんとお前は…。目離せば何かあるもんな。」
「ごめんなさい…」
「謝るな。大丈夫か?」
「……怖かった…」
「野崎」
フワッと抱きしめられる。
「先生っ…ダメだよ…!ここ、校舎裏だよ?誰かに見られたら…」
「黙ってろ」
先生はあたしをきつく抱きしめて離さない。

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