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先生の秘密

第5章 ◎三角関係

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ドアを開けるといつものように"おっせー"とか言いながら笑ってる和樹の姿はなく…。
あれ?あたしの方が早かった?
や、でも今日はいつもより更に遅いぐらいだし…。
珍しく和樹が遅刻?
「…遅い、」
10分ほど待ったものの、そろそろ時間も押しているのに出てこない和樹。
あたしは橋本家のインターホンを押した。
―ガチャッ
出てきたのは和樹ママ。
「あら心ちゃん!和樹から連絡いってなかった?あの子、風邪ひいちゃって今日は学校欠席するって。ごめんね~、待たせちゃって!また後で叱っておく…「いいよ、俺行くし」
「和樹!?」
「や、無理しちゃダメだよ?和樹が風邪ひくなんて珍しいし、しんどいでしょ?」
「大丈夫だって。じゃあな母さん」
「もう…。しんどくなったら帰ってきなさいよ」和樹ママ許しちゃうんだ(笑)
「はいはい」
少しフラフラな和樹。
いつものように自転車を出している。
あ…!いいこと思いついたっ!

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