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先生の秘密

第5章 ◎三角関係

「和樹、今日はあたしが後ろに乗せたげるっ」
「は?」
「言ったって和樹フラフラだし。あたしの後ろに乗って?ねっ」
「俺お前に乗せてもらうぐらいなら自分でこいだ方が体に悪くねーし」
「な、なにそれっ!でもいいからっ、乗って?」
すると和樹は諦めたのか困ったように笑ってあたしの頭を撫でた。
「わかったよ。でももう遅刻でもいいからゆっくり行けよ?」やったっ!成功!
「うんっ!」
あたしはいつもしてもらうばっかりだから、和樹のために何かできることが嬉しかった。

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