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先生の秘密

第5章 ◎三角関係

「か、和樹っ、離れて!もう学校!」
大人しく離れてくれた。
それにしても運悪い…。
「お前ら遅刻の上に2人乗りって何やってんだ!」
きゃあー。もうやだぁ…
すると和樹は自転車から降りる。
「俺、風邪ひいてて。ちょっとフラフラしてたから"心"が乗せてくれたんです。すいません、」
先生は一瞬顔をしかめたがあたしの方を見た。
「…野崎、今日の昼休み俺んとこ来い」
「…は、はい…」
「いや、こいつは悪くないっすよ!行くなら俺が行きます」
「お前は病人だろ?だからいいよ」
「…っ、」
「和樹、いいよ。」
「お前らー、次2人乗りしたらチャリ没収だからな」
うっ…。
まぁ、今日はこれですんだ方が幸いか…。
あたしたちは校舎に入った。

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