テキストサイズ

先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

びくびくしながらも、車がちゃんと学校へ向かっているのがわかり安心して、あたしは息をついた。
「なんでため息?」
「なんでもないですっ…」
もう…怖いよ…
学校の駐車場へ着くと、先生はサッと降りてあたしが座っている助手席のドアを開けてくれた。
こうやってちゃんと優しいから…調子狂うんだよ…。
「ん、」
そう言って差し出される手。
「いやいや、さすがに1人で降りますよっ」
「いーの。こうゆう時は甘えろ。女の子なんだから」
あー…ダメ。なんか心臓が…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ