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第7章 ヴァーチャルではなく、現実にあります!!

「えっと…今この角を曲がっていったような…」



大通りではなく、細い裏路地に入っていき、いよいよ見失いかけてきた。

だけど今ならまだすぐ近くにいるハズだから、諦めちゃダメ。


もしかしたら全然違う他人かもしれないけど、でももしかしたら透さん本人かもしれないもん!

人違いだって確認するまでは、あたしだって諦められないんだからっ




「早く、探さなきゃ!
えーとえーと、こっちの道は……………きゃあっ」



街灯も殆どなく、真っ暗に近い道を駆け込んだところで、あたしはドンッと勢いよく誰かとぶつかった。

だってそこに人がいるなんて見えないから、ぶつかるとも思っていなかったのだ。



でも、こんな時間にそんなところで人とぶつかるなんて、まさか透さ──────…


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