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第7章 ヴァーチャルではなく、現実にあります!!

思ってもなかった事態に、ただただ心臓がバクバク鳴り響くばかりだ。



「……………………」


「……………………」



聞きたいこと、話したいことがたくさんあるのに、どう言ったらいいのかわからないの。

本当に今あたしの目の前にいるのは、あの透さん…?


そうであるとは思っているのに、声が出ないっ


もし本当にあなたが透さんなら、何か言ってほしい!


あたしを、“ヒヨコ”だと気付いてくれたのなら、何か───────…っ






「…まぁとにかく、家の近くまで送っていく。
まだ近くにいるかもしれんから、その方が安心だろう」


「え、あのっ」



けれども、先に話し始めたのはオーナーだった。

ああっ、先にあたしが何か言っていれば透さんの言葉が聞けたかもしれないのにっ


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