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身だしなみを整えると、あたしたちは残りの時間をベッドの端で寄り添ってお話ししながら過ごした。

それはオーナーの話だったり、透さんの留学の話だったり、今後の事だったり…。



だけどそれも、決して長くはないタイムリミットまでの時間。





「そうそう、まさかヒヨコちゃんがオヤジの店で働いてるなんて驚きだったよ！」


「あたしもですよぉ！
でもそのお陰で、透さんと会えたのでホント良かったです」



アプリとか、それでなくてもネットの世界の住人なんて星の数ほどいっぱいいるだろうにね。

その中で、透さんというひとりの男性とこんな近くで会えた事なんて、もう奇跡と言っても過言じゃないよっ！