テキストサイズ

あたしの好きな人

第1章 会社の部下




意識を失ったのは、そんなに長い時間じゃなかったと思う。

ハッと目が覚めたら、シャワーの音が聞こえて、ガラス張りのシャワールームに、哲のシルエットが見えた。

体が凄くだるい。

のろのろと身を起こして、ベッドの側にある、ゴミ箱を見て、

使用済みのコンドームに気付いた。

……そんなに沢山っ?

1つや2つじゃない。

……どうして?

あんまり、覚えてない。

さぁ~と、血の気が失せて、慌てて服を集めて、急いで服を来て、

哲に見つからないように、そっと部屋を出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ