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とある日常

第1章 勘違い S×O

Sside



智くんと残り3メートルもないのに全く気づいてくれない






ここまできてああ言おう、こう謝ろうとか全く考えていなかったことに気づいた





今更そんなのどうでもいい





とにかく智くんの手を掴み全力で智くんの家に向かって走った




後ろから「うぇえっ!?」って変な声聞こえたが気にしない








智くんの家に着く前に俺の体力が限界を迎えると思ったから、近くのビジネスホテルに雨宿りさせてもらうことにした





借りた部屋に着くまで2人とも無言だった





智くんは下を向いて俺の後ろをついてくる





逃げる気はなさそうで俺と話をしてくれるんだなとひと安心する







部屋に着き扉を開け先に智くんを入れると「ありがと…」と小さな声で言われた





部屋に入りどう話を切り出そうか考えていると智くんが小さく身震いをした気がした





今すぐ話をして仲直りしたいがそれより智くんの体調が心配になりお風呂に行くよう言った





翔「雨で身体冷えたでしょ お風呂入ってきな 狭いだろうけど(笑)」





そう言うと智くんは一瞬え?って顔をしたがすぐ頷きお風呂場へ向かった






この間に今からのことを考えよう




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