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え?元アイドルのお従兄ちゃんがわたしのクリフェラ係ですか!?

第14章 白昼堂々、教室にて

 夕謡はそう宣言すると、わたしの体をすばやく反転させた。尻をぐっと引き寄せられ、わたしは机に手をつく形になった。――この体勢は。

「たとえ詩菜を傷つけたって、詩菜を渡すものか。詩菜は僕のものだ……!」

 ずらされた下着の下で、蜜口に何かが触れる感触にわたしは身を震わせた。

「ゆう……、――ッ」

 そのまま体をこじ開けるように、何かが侵入してくる。隘路《あいろ》を無理やり開かれ、わたしは痛みに喘いだ。

「いた、い……っ」
「痛い? すぐ気持ちよくなるでしょ、詩菜は」

 夕謡がぞっとするような声で言った。
 そのまま抽送《ちゅうそう》を開始される。ずんずんと突かれると、確かに痛みとは違う感覚が生まれてくる。――でも。

(心が……痛い……)

 体の痛みなんかより、心がずっと痛かった。夕謡に抉られ、揺さぶられながら、わたしは自らを責めずにはいられなかった。
 ――この痛みは、罰だ。夕謡を傷つけた罰なのだ。
 鋭く抉られ撃ちつけられるたびに、夕謡の絶望が伝わってくる。

「は……っ、あ、あぁ………っっ」
「SEXしたがってたよね、詩菜。どう? 嬉しいでしょ」
「ゆ……た……っ」

 顔を振り向かされ、噛みつくようにくちづけられる。唾液を交換するちゅぷちゅぷという音と、下半身のぶつかる音が教室内に響き渡った。

「……っ、く……」

 夕謡が呻く。抽送の速度が増し、その後さらに深く大きく抉られる。――そして。

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