地味に甘い君
第9章 おでんと告白は冷めないうちに!
今日は早めにマンションに帰り…
建築の勉強のため参考書を開く――――…
資格は取りたいが…大学卒業して2年は実務経験を積まないと一級建築士の試験は受けられない…
今は…ちゃんと卒業するために学ばないと…
ヤマト君だって…頑張っている…
見習わないと――――…
予習復習をして、現代建築の土台と柱の論文に取りかかろうとしたが…集中が切れてしまった…
時計を見るとだいぶ時間がたっていた…
冷蔵庫を開けると――――…見事に何も入っていない事に気がつく
「コンビニで何か買ってこよう――――…」
思い腰を上げて部屋に電気をつけたまま――――僕は部屋着のまま近所のコンビニまで行った