地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
「///キス1つで――――…そんなに?!」
「///どうする?」
――――…帰るの面倒臭いけど…
「キス…だけだよな?」
「うん!キスだけ!後は要求しないよ?ヤマト君が求めてくれるならするけど?」
「///しねぇ――――よ!つ~か、“他”ってなんだよ!」
帰る電車賃や時間を考えると……
「わ…分かった……///する」
「///ヤマト君…可愛いなぁ」
赤羽がすごく喜んでる!
ヤバい…俺――――…ファーストキスだ…
いいのか?こんなことでファーストキスを安売りして!?
好きな子のために取って置かなくていいのか?
――――…いや…この歳でキスを取っておくとか…逆に気持ち悪いか?!
「///とっとと済ませろよ…」
目の前に来た赤羽にツンケンした態度を取ってしまったが――――…
仕方ないだろう!キス――――初めてだし…
「目――――つぶった方がいいのか?」
「///フフフ…ヤマト君の好きな方でいいよ?ここに触れられるだけで僕は嬉しい」
「///好きな方って――――…///分かんねぇ~んだよ…」