地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
「///ヤマト君の…ちゃんとしたファーストキス…大事にしないとね」
「///うるせぇ…ちゃっちゃとヤりやがれ!」
赤羽は「可愛い」と言って――――…
軽く唇にチュッと触れて…すぐに離れた――――…
「///終わったのか――――…」
「うん///フレンチキッス――――…嫌じゃなかった?」
――――もう…終わり?…と、思ってしまった自分が怖い!!!
だって――――…だって、ドラマとか映画とか…アダルトDVDでは…
もっと…こう~…ねっとりと…ベッタリとしたキスが定番と言うか…
そう言うの経験したことない俺でも知識的には…そう言うのをキスと言うのかと……思っていた…から…
「///今のも――――…キス…なら……嫌じゃなかった…ビックリした///」
赤羽は「次はもう少し長めね?」と笑ったが「次はねえよ!」と、俺は唇を袖口で拭いた!
それでも、赤羽のキスの感覚が唇に残っていて変な感じがする――――…
初めて触れたのに///なんか…安定していたと言うか…知ってい感覚と言うか…??何だろうこの変な感覚…
俺は何度も袖で唇を拭いた!
俺のファーストキスは…
とてつもないイケメンに…捧げた…形になるのか?