地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
次の日――――…
俺は赤羽の部屋からバイトに向かった。
向かったと言っても…赤羽のマンションの一階にある管理人室に向かうだけなのだから…相当楽チンだ!
管理人室に入ると俺が留守にしている間に入った清掃係の報告書と管理人宛の手紙…雑用などの整理が待っていた。
管理人宛の手紙は滅多に無いが…警備会社からの定期的な連絡内容が記載されている。
「メールも来てる。律儀だよなぁここの会社……って、赤羽の従兄弟がやってる会社だっけ?“フリーセキュリティ株式会社”…大企業じゃねーか!」
俺は管理人宛に来ていた手紙を開き中身を読んだ――――…
「!視察に――――来る?ん?来る?へ?今日!?」
よく見ると宛名は3日前…
俺がバイトに来ていない日に届けられたものだった!
ヤバい!何もしてないじゃん!