地味に甘い君
第1章 ワンルームに花?!
「あっ――――…ヤマト君…ごめん…」
「ごめんって!あれ?合鍵渡さなかったっけ?適当に入って寝てていいって言ったじゃんか」
俺は、慌てて部屋の鍵を開けると…寝ていたのか寝ぼけた顔を見せる赤羽を部屋の中へと押し込んだ!
「――――…う、うん…そうなんだけど…」
靴を脱いで部屋に上がると赤羽は申し訳なさそうにうつむく
「可愛いキーホルダー着けて…無くさないように鞄に入れてたんだけど…
何処かに忘れちゃった見たいで――――…」
――――…あ~無くしたわけだ…
「んだよ…だったら、自分の部屋に帰るとか…俺に連絡するとか…あんだろ?
部屋の前で…俺が来るまで待ってるなんて…超時間の無駄じゃんか――――…バカなのか?」
「///あっ~あっ…だよね…ごめん――――…でも、今日も泊まるって言ったし――――…」
「律儀か!――――って、もういいよ…そっかぁ…合鍵無くしたかぁ…まいったなぁ」
鍵を紛失したら…鍵を交換と大家に言われている…
合鍵の場合もしかり…
まいったなぁ…金が――――…黙ってればいいか?
あ~~!ダメだ!疲れていて頭が回らない!
「いいや――――…明日考える…
もう疲れたからさ――――…シャワー浴びて寝る!」
「――――…あっ、だね!」
「お前も抵当に入って寝ろ!」