地味に甘い君
第1章 ワンルームに花?!
俺は荷物を無造作に置くと、浴室に向かった
居酒屋のタバコの匂いや酒の匂いがどうしても気持ち悪い――――…
我が家はだれも酒もタバコもやらなかったから…人一倍そう思うのかも知れないが…
シャワーのお湯がこっていた体を解してくれる
――――…と、一瞬――――…ムラッとしたが
アソコに手を伸ばし…自分で自分を高める気力が無い…
「ヤバい――――…オナニーすらめんどくせぇ…」
俺はガックリと項垂れた――――…一発だしてスッキリした方が…深い眠りに入れる気がするが――――…
その体力すら…勿体ないのだ…
「性欲が――――…無いわけじゃぁ…無いんだけどなぁ…」
俺は深いため息のまま浴室を出た――――…