地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
「――――失礼来ます。フリーセキュリティのモノですが。こちらの管理人の内田様はいらっしゃいますか?」
ノックのあと…管理人室の扉を開けたのは――――…
キリッとした、いかにもキャリア・ウーマン的な女性だった!
「///あっ、はい!俺です!」
俺は目の前のキャリア・ウーマンにビビりながら頭を下げた。
「初めまして――――…わたくしフリーセキュリティ株式会社の曽根(ソネ)と申します。」
女性は高身長だがスラッとしており、パンツスーツがとても似合っていた!
名刺を差し出す姿は凛々しくかっこ良かった!
「あ――――…すみません。学生のアルバイトでして…名刺などなくて」
「はい。伺っております。――――ね?尚宏さん?」
女性は隣のキッチンに身を隠していた赤羽をサクッと見破り…名前を呼んだ?!
「――――あ…あの…知り合いですか?」
俺は、恐る恐る女性に聞いた――――