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地味に甘い君

第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!


「ええ――――…何度か会っておりますので」



――――は?赤羽…こんな美人ともお知り合いかよ!?



何だよ!誠実になるとか言いながら、不誠実がポロポロ落ちてきてるぞ!



「あ――――…やっぱりバレちゃった?流石、雷華(ライカ)さん!」


俺は名刺を確認する――――…女性の下の名前は“雷華”であっている…


「流石ではありません…これ見よがしに――――…社長の香水を着けて来るなんて…イタズラっ子ですか?いい歳にもなって」



雷華さんとやらは赤羽を少し睨むと空気中に漂う微妙な残り香を手ではらった。


「昨日の純弥さんからメール来てたよ?雷華が行くからよろしくねって。」



――――あ、また…純弥さん……誰だよ…



「あの~…」


「失礼しました――――。わたくしと彼は…従兄弟――――?となるんでしょうか?」



――――従兄弟?ん?従兄弟?





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