地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
「ヤマト君!この方は僕の従兄弟の奥さん!スッゴい綺麗でしょ?
昨年だけっけ?結婚したの、まだ新婚さんなんだよ」
赤羽はその女性を従兄弟のお嫁さんだと俺に紹介した。
「――――え、奥さん?でも…ここに“秘書”って」
俺は名刺を見ながら赤羽に再確認する…
「結婚してからも……秘書として社長の元で働いております。」
「雷華さんは結婚前から純弥さんの秘書として働いてたって!
純弥さんの一目惚れだったらしいよ?」
――――一目惚れ…おおお…///なんだか凄いなれそめだな…
「尚宏さんがいらっしゃるなら、社長も連れてくれば良かったですか?」
雷華さんはサクッと馴れ初めを流すとスルッと赤羽に向きなおし話をする。
なんともクールでカッコいい女性である。