地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
「別にいいよ、管理人システムの投入の視察でしょ?
雷華さんじゃなくても良かったくらいじゃない?」
「いえ、社長のご親戚の住まわれるマンションですから…そこはしっかりとセキュリティを強化したいですから。」
「あ~…そうなの?恐縮です…」
その後、雷華さんは俺の仕事内容と今入っているセキュリティとの不具合や利便性などをチェックした。
なんだかキッチリした性格の雷華さんは俺の報告書を見て「なるほど…よく纏められてますね。」と、凛々しい顔で言ってくれた。