地味に甘い君
第10章 熱々のおでんと告白を飲み込む勇気?!
「しかし――――…わたくしの様な偏見のない人間はこの世の中少ないです。
目立つ事がお嫌いなら…あえて言うことはないと思われます。
尚宏さんが平気でも――――…内田さんが難色を示すようなら…気をつけてあげるもの…愛なのでは?と――――、わたくしは思いますが…でしゃばった事を言いました。申し訳ございません。」
雷華さんは俺と赤羽に頭を下げつつも“間違ったことは言ってませんが、何か?!”と、胸を張って立っていた。
「――――///あっ…うん。ごめん…ヤマト君…軽率だった…気を付けるね?」
――――ギャー!なに?この素直な赤羽!
しかも…上目遣いやめて――――!ドキドキすっから!
「///わっ、分かったから!顔あげろ!
俺は…目立ちたくない…///今まで地味だったんだ…
それに!俺はお前の好意をまだ、受け入れてないから!変なこと言うな!」
俺は必死で“男同士のキス”を否定した!