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地味に甘い君

第12章 恋愛超初心者!?


麦野教授から部屋を貸してもらって…3日がたった…


部屋の本を片付けるだけなのに…



「なかなかハードな作業だった…」


「ヤマト君…まだ片付いてないけどね…」


埃っぽいのは換気で良くなったが…本の整理はいまだに半分は棚から溢れている…



「しかし、赤羽がいなかったら…俺…この本に埋もれてたな…上手く片付けられねぇもん」


赤羽は姉さんと妹に鍛えられたその家事スキルを片付けでも遺憾なく発揮してくれた。


「だって…早く片付けないとヤマト君とイチャイチャ出来ないでしょ?」


「は?イチャイチャって!しねぇーよ!」


赤羽は爽やかに笑うと隅に追いやられていたテーブルを出し「お?これ使えるよ」とやっと出来たスペースに置いた。


「そういえば…まだ、お前の噂が止んでないな…3日だぞ3日…」


「だねぇ~皆暇なんだよ」


赤羽の“好きな人”ニュースはいまだに大学の注目の話で…


いまだに誰なのか!?と、噂になっていた…



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