地味に甘い君
第15章 年越し有頂天
にしても、ヤマト君の好きな食べ物が“オムライス”とか!可愛過ぎる!!
猫背で建物の影を好んで歩くあのヤマト君が!黄色と赤の派手な食べ物が好きなんて!
「///もう、キュン死にしてしまう!」
今日は寒いしクラムチャウダーも作った僕、日々料理スキルがどんどん上がっていく――――!
――――あ、浴室からシャワーの音が聞こえる。
「///もう…音だけで勃起しそう…///」
「――――それは…ドン引き…」
「///ひゃぁぁぁぉ!…いたの!?」
振り向くとシャンプーを詰め替え終えたゴミを持って呆れ顔のヤマト君がそこにいた!?
――――しかも!?しかも!!!
全裸の腰タオルで!?!
「///――――あっ!これゴミ!!」
ヤマト君は僕の視線に危機感を募らせたのか!ゴミを捨て浴室に戻った!