地味に甘い君
第16章 年越し有頂天②
『ヤマト君――――好きだよ』
「///やっ…もぅ…」
どんどん早くなる自分の手が――――…いつの間にか赤羽の手に変わった気がした!
シュコシュコと…浴室に共鳴する卑猥な音が…あの日の快感を呼び覚ます!
『ヤマト君…出すところ…見せて?』
「///み…るな」
『///見たい――――…』
「///やだ――――…見んな…」
『一回だけ――――…』
「一回…だけ…」
『うん…一回だけ…』
「///み――――…見て…赤羽…あっあっ!んん、イク!」
俺は脳内の赤羽に「見て」と叫び豪快にイッた…
ビュクっっ!ビュグ!ビュルル!
自分でも驚く叫びに…動揺しながらも射精感の激しい快感に頭が真っ白になり…イッた瞬間体が震えた――――…
そして…そのまま…罪悪感に押し潰されそうになり…
浴室の床にへなへなと座り込んでしまった…
「///あっ…アイツが…あんな事…するから…」
俺は手のひらの自分の精液を見つめ、自分が何を妄想しイッたのかを考えると…顔から火が出そうなほど恥ずかしかった!