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地味に甘い君

第16章 年越し有頂天②


「そうだ!年明けと同時に!シャンパンで乾杯しよう!買っておいたんだぁ~!」


――――シャンパンだと!?贅沢な!?


「安いの探して買ってるから…心配しないで」


――――顔に出てたか?シャンパンかぁ…初めて飲む。


なんだかカウントタウンが楽しみになってきた。



その後、赤羽が風呂に入ってる間に食器を片付けた俺はテレビを見ながらダラダラ時間を過ごした。


お腹も満たされ風呂でホカホカになり…ちょっと性欲も解消した俺は…ソファでうとうとし初めた…



ぼんやりする意識の中で…赤羽が隣に座るのが分かった。


「赤羽――――…いま…何時?」


「もう少しで12時…後、2、3分だよ?早いけどシャンパン…もう飲んじゃう?」


――――後…数分あるのかぁ…


「ん――――…年開けたらでいい…起きる…シャンパン飲みたいから…」


「///無理しなくていいのに…お風呂で疲れちゃったんでしょ?」



――――ん~…風呂…ねぇ…



「ん…バカか……なんで風呂で…疲れんだよ…」


もう少しで年明けで…テレビでは除夜の鐘を鳴らす映像が写しだされていた。


――――…眠いけど…起きなきゃ…




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