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地味に甘い君

第16章 年越し有頂天②


ソファから体を起こすと、年越しカウントダウン10秒前になっていた。


『10――――…6…5…4…3、2、1――――』



「あっ…1…」


ヤバい…出遅れた!


「ゼロ――――~ハッピーニューイヤー!」



――――わぁぁぁ!完全に寝ぼけてた!俺!


と、その瞬間!


肩を掴まれ振り向くと!?唇をグッと塞がれる!?


「///んっ!んんん…ん!?」


――――あっ!赤羽!?なにしやがる!?


年明けと同時に唇を塞がれた俺は、寝ぼけていたが一発殴ってやろうかと拳を握る!?



が――――…


塞がれた唇に冷たい何かを感じる!?


「ん?!――――んっっ!」


とっさに口を開けてしまった俺の口内に爽やかでシュワッと弾ける炭酸が広がった!?



――――シャンパン?!赤羽!?シャンパン///流し込んでる!?


溢れる!?と、変な危機感が思考を操るのか…俺は口の中に注がれたシャンパンを喉をならして飲み込んだ!?



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