地味に甘い君
第16章 年越し有頂天②
「ん――――…いい飲みっぷり」
――――え?…あっ、また…
口が離れたと思ったら…赤羽は俺を見つめながらもう一口シャンパンを口に含み…俺に口移しし始めた!?
「///んっ、んっんっ…んくっんくっ…ぷぁ!」
さっきより多く飲み込んだ俺は…寝起きのポヤポヤしているのと一気に飲んだシャンパンのせいで…体がフワフワしてきた…
「///やっ――――ストップ…俺…酒弱いから…もう…」
「え?…まだ、二口だよ?まだ沢山有るから…俺にも飲ませてよ…ね?」
「ね?――――じゃ…ねぇよ…勝手に飲めよ」
赤羽は「え~…飲ませてよ」と、シャンパンのっすグラスを俺に持たせる。